11月10日名古屋市中央倫理法人会モーニングセミナーは昨夜の幹部テキスト研修に続いて㈳倫理研究所 法人局 法人アドバイザー 松本 和子様を講師に迎え『金銭と倫理』をテーマに講話を頂きました。松本様は倫理歴も長く、88歳にしてなお全国をまわり、純粋倫理の普及に努めておられます。とても88歳には見えない若さであります。
モノの中で最も敏感な生き物が金銭です。現代生活や経営について廻る、金銭であります。私たちの心の動きも、最も敏感であります。心の持ち方が最も反影するのが金銭であるといえるでしょう。そして、日常起きて来ることは何かを私たちに教えてくれていることが、万象我が師であります。
売掛金を払ってもらえなくて困っている、経営者の奥様から相談を受けました。お金は敏感な生き物ですから、ご機嫌の悪いところにはお金は入って来ないものです。ご主人はきっと不機嫌でしょうか、と尋ねると、その通りでした。ご主人の希望に添うようにするように指導をしました。ご主人は夫婦生活に不満を持っていて、アダルトビデオを借りて来るように言い付けられていました。その希望に添うように決心して帰宅されて数分後に電話があり、直感で先程の奥様だとわかった。電話の内容は、入金が半分だけあり、今月のやりくりが出来るようになったと、喜びの報告でした。
こうしようと決心するだけで変わって来るのです。決心することが重要です。本物の決心。それは雑念のない決心です。特に、朝のうちにする決心がよい。目が覚めて三時間以内が良い。
金銭をやりくりするのも、明朗であるべきです。相手の悪口を言わない。人の心は目に見えないが相手に届いているものです。収入があるとき喜べて、支払いを喜べないと肚の調子が悪くなることがあります。喜んで支払う。金銭を100%活かして使うと金銭は喜ぶ。手元に残さず活かして使う。また、相手には妥協なく請求することが相手を困らせないことになるのです。