2月5日の幹部研修に引き続き、2月6日のモーニングセミナーは、(社)倫理研究所 法人アドバイザー・株式会社小野寺工務店 代表取締役 小野寺照男様を講師に迎え「経営者の心得と実践」
13人兄弟の真ん中に生まれる、大学時代も新聞配達し学費を稼ぎ、とび職やったりして建築現場で働きながら、やっとの思いで建築の免許を取得した。男の甲斐性は金儲けだと思って、金儲けの仕事と夜遊びに高じ、家庭が崩壊して行ったのが倫理入会の切っ掛けでもあります。建築会社をはじめた頃は、“五ない”で、金がない・人がない・物がない・実績がない・のれんがない、ないないづくしでした。それをぼやいていたら、人生の先輩から“三意”を教えてもらった。「熱意・創意・誠意」を持って取り組むことです。
倫理は実践が大切です。実践は簡単なものから取り組むことがよい。しかし、挨拶ひとつの実践にしても、熱意や誠意が大切である。実践は、今までなかったことする。良いことをする。喜んで行う。自ら決断する。できるまで行う。積極的にする。
経営者の心得は
1、人のためになることをする。(町内のことや、学校のこと等、無償の働き)
ニ、見返りを求めない。(打算的にならない。期待するから裏切られる)
三、人のゆづる心を持つ。(損を出来る勇気)
四、欲を持ちすぎない。
五、やりたいことを一つにしぼる。(あれも、これも手を出すな)
六、一歩引いて見る。三者的に見る。(客観視する力)
七、周りのすべてのものに感謝をする。(人、物、道具などにも感謝をする)
八、人に自分の長所を聞く。(短所は聞きやすいが、長所を聞け、自分に自信を持て)
九、口論中でも相手を傷つける言葉を使わない。(相手が立ち直れないような言葉は使わない)
十、生きる指針となる言葉を持つ。
無理と思わずに、ひとつかふたつでもできるようにする。それが経営者です。
経営者の実践は
一、チャレンジ精神を養え。
二、逆境を楽しめ。(不況の現在に適している実践です)
三、天職に惚れぬけ。
この不況も良いではないか。
私は運を感じる、登り坂で開業し、喜びを感じて、恩を感じる。
倫理実践は、できるまでやめないこと。