11月10日の「経営者の集い」は、(株)井木組 代表取締役・鳥取県倫理法人会 相談役・法人レクチャラーの井木敏晴様を講師に迎え、テーマ「幸せは困難とともにある」
4代目のゼネコンの会社、社員130名
33歳の時、自社に戻る、専務につくが何をやっていいのかわからない。
同族会社での社員の視線が気になる。経営のことが何一つわからなかった。コンサルタント会社の講演によく出かけ知識を得ようとした。しかし、仕事が忙しいけど社員のモチベーションが低く、退職者が多い。そのことでストレスが多かった。景気が悪くなると、仕事が減り、作業員班の方を解雇することになる。
そんな時、倫理法人会に入会し、苦難観を学ぶ、
人生には「成功」か「成長」しかないという言葉とリンクする。
社長の考えを社員に伝わっていない。そのために経営方針を四半期ごとにフォローアップし、給与制度を変え、仕組みを変える。社長室を廃止し、社員とのコミュニケーションを大切にし、誕生日にハガキを書く。倫理で教えてもらった事は、退職者は気持ち良く送り出して相手の幸せを願う。
建設業は仕事が減り、高齢化であるが、新卒の多能工を育てることで仕事がうまく回って行くようになった。
お客様からのクレームは報告させるようにして、それをは最高の材料になる。
困難は遠ざけようとするが、幸せと困難は一緒にある。
すべて困難を克服しての幸せがある。
倫理法人会はスナオ(純情)になるための学びである。
意識と行動は絶えず連動する、意識を変えることは困難であるが、実践によって意識が変わる。挨拶をきちんとする行動で意識が変わる。
同じような悩みを持つ、一緒のやっていける倫理法人会の仲間がいる。
だから続けられる。
11月11日のモーニングセミナーは、昨日に続いて井木敏晴様。テーマ「倫理を経営に活かす」
大正元年の創業、ゼネコンの会社4代目。平成8年に社長になり、平成18年倫理法人会入会。
100年会社を続くことは大変であるが、会社が続くことが社会貢献になっていると思う。
建設業も厳しくて存続させることは難しいが、社長の息子に生まれて使命感を持っている。2012年100周年になるがこの先続く保証はない。
悪循環、つまり倒産への道は、基本動作の乱れから起きる。
常識的なことを徹底出来ていないと、社風が出来てなくて、うまく行くはずがない。
活力朝礼の導入。挨拶で、会社が雰囲気がわかる。誰かに呼ばれたらハイッと返事をする。整理整頓をみんなでする。社用車の美化もみんなで取り組む。
即行即止、やめることが痛みが伴うのでやめにくい。それも即行の実践。
苦難福門、クレームを共有する。悪い報告は早くする。
破約失福、交通違反者は、隠さずに自己申告してもらう。
信じれば成り(信成万事)、自信と信念を持って取り組む。