名古屋市中央倫理法人会「倫理経営講演会」4月13日 ウインクあいち
【事業体験報告】
有限会社 球磨緑地 代表取締役
熊本県 球磨倫理法人会 会長
久保山文生「人生待ったなし」
熊本の山奥で、植木の生産業と造園業をしています。
夫婦を繕っていただけの仮面夫婦の私は妻から、平成7年5月20日妻から倫理の話聞いてくるよう、念願されてた。その日から人生が変わりました。
内容は「人生待ったなし」の話で、そんなこと当たり前の話だと思っていましたが、私には出来ていないことばかりの講師からのお話しでした。
バブルの時は、事業を拡大し傲慢になり見栄っ張りだった。夫婦の軸が崩れ家庭が上手く行かない。病気をするし、離婚の危機。
バブルがはじけ、景気が悪くなり、精神的ダメージから狭心症になってしまい、さらに下痢が続き大腸炎の難病と診断され、一生薬を飲み続けなければならない身体になってしまった。夫婦仲が悪いので、相談事は悪友にするから高価なサプリメントを勧められ 、いらん金を使う。
軌道修正は「人生待ったなし」の話を聴き、倫理との出会い。自分を知ることができた。富士高原研修所で、創始者の「常居其全」の言葉に出会う。その意味は、今を精一杯生きることであった。恩の溯源の講義では、親不孝を反省した。私のような重症の心の間違いは、毎朝、早朝の勉強会に参加しました。
倫理指導を受けると、親不孝が難病の原因である事を知る。心持ちを変えるために早朝の勉強会を続けた。親につながる。妻に心を開くことの実践に取り掛かる。まずは妻に挨拶することから始めたが、最初の一言が出てこない。勇気を出して実践して夫婦仲の修復取り掛かる。すると、跡を継がないと言っていた長男が帰ってきた。
倫理を知らなかった時は、自己選択でワガママし放題をしていた。倫理を学んでからは、相手の喜ぶことをして、自分都合の楽を取るより、難を取るようになした。倫理を信じて、一生飲み続けなければならなかった薬を捨てた。医者には、よく生きていられたと不思議がられた、難病といわれていたが症状は改善して行った。倫理に出会ってなかったら会社をつぶしていた。妻に逃げられていた事でしょう。
【テーマ講演】
㈱赤徳商店:取締役
(一社)倫理研究所 参事 法人アドバイザー
大谷公夫
「ここに活路あり」〜大転換期をいかに乗りきるか〜
私は、二代目経営者として失敗してきた。大体二代目は失敗するものであるが、倫理の学びによって修復出来てきた。
倫理法人会憲章には、「実行によって正しさが証明できる」とある、純粋倫理は何か?道徳と幸福が一致した最高善は、この世では求められないと諦めの心境であろうが、純粋倫理の生活法則は新道徳として、創始者が大自然の法則として発見し、世に打ち出した。
日本精神文化は、太古の時代から、和を尊ぶ精神を積み重ねてきた。自然を神とした平和の宗教が神道であり、自然を畏敬してきた。日本の精神文化が素晴らしいさを日本を研究してる外人が讃美している。
しかし現在は、100年前のイギリスに似てきていて、文化が崩壊してきている。
出雲大社と伊勢神宮の遷宮が一致した年は大変化が起きており、現在はまさしく大変化の最中です。それに気付かないでいると、恐ろしいことになる。
経営の「経」は縦軸のことで、いつの時代も変えることのできないこと。「営」は技術やノウハウであり、時代とともに変わっていく。
100年以上続く老舗企業は、日本が一番多い。それは「経営」を大事にしてきたからである。「経」を学ぶのが一番大切なこと。それが倫理法人会。経営計画を立てると、自分が何をすればいいのか具体的にわかってくる。私の会社も倫理の倫理法人会の活力朝礼を取り入れて社風が変わっていった。
社長としての学び、人としての学びを毎日する会社としない会社は違ってきて当たり前である。「経」は、人間力を育てること、それが、倫理法人会の活動です。
参加者101名。
【参加者感想】
事業体験報告では、倫理の実践は、当たり前のことに気づいて実践する、実践力が素晴らしかった。
テーマ講演は、本来の日本の精神文化を、自らが取り戻さなければならないと思った。