講師には、(一社)倫理研究所 法人レクチャラー・静岡県倫理法人会 副会長・(有)サンミーな代表取締役山本智一様
「純粋倫理を会社に活かす!実践編」
倫理法人会入会時は苦難の真っ只中でした。社員との温度差があったのです。私は、親父風を吹き撒き散らす、父親が大嫌いだった。営業職が好きだったが父親のようにはなりたくなかったので、地元を離れ、大阪の金融機関で働きました。職が気質に合わずに、親父と同じ保険の仕事をする縁を頂くことになる。保険の仕事を経験し、結局は地元の父親の会社に入るのですが、父親と対立するが絶えませんでした。ですから、売り上げも伸びないし、社員を責めたりしていたので、社員がすぐ辞めて行く。今思えば当たり前のことである。
仕事が続けられるか不安であった。33歳の時に倫理法人会にめぐりあう。「万人幸福の栞」4条・5条・6条に感銘する。
4条を読み、自分は正しい、人を変えようと思っていたことに気づく。
13条が気になり、父親との確執についても倫理指導を受けました。
答えは、父の言うことを、まずは「ハイ」と受け止める事でした。今までは、父親の言う事にとにかく反発していました。とにかく「ハイ」と言ってみることを続けていたら、こちらの言い分も聴いてくれるようになった。
倫理法人会では、すぐに役職が与えられますが、仕事と両立することで、結果が出てくる。
それと同様に、社員には与えられて事だけやっていたのでは、売上も伸びないし、社員が自ら気づいて行動できるようにんなって欲しいと思いました。
活力朝礼に「万人幸福の栞」を導入しました。
何を実践するか。働くことの大切さとは何か。幸せとは何か?まず健康であるためには、何をすればいいか考える力を養う。そして、自分も取り組む。
以前は、社員とのコミュニケーションが不足していました。コミュニケーション不足には、頭は低く実践は足元から。
会社に倫理を取り入れると儲かるか、実験実証してみる価値はある。
経営理念だけだったのを、会社の将来としてのビジョンを社員と考え、名刺の後ろにも入れてみました。
ビジョンを考えると何のために仕事をするのか?社員が考え社員が変わる。倫理は、苦しいところから何を実践するかである。
翌朝のモーニングセミナーは
「倫理を学んで思考を変える」
与えられた仕事だけではなく、社員の能力を引き出す事に尽力する。
13年前に倫理法人会に入会。それ以前は、父親が大嫌いだったが、いろいろの経緯を経て父親の会社に入る事になる。
父親との確執があり、ストレスがたまり、妻子供がいるのに夜に飲み歩き夜遊びをするようになり、離婚をすることになる。再婚するが連れ児がいる。その事でストレスがあり仕事がうまく行っていなかった。その時、倫理法人会に入会する。
父親との関係で、倫理指導を受ける。内容は簡単な「ハイ」と受ける事。社内で親子がもめていれば、不安になり従業員が辞めていく。
38歳で事業継承するが、再婚した相手と再離婚する。「万人幸福の栞」の夫婦のことや、親先祖のこと学んでいるのにうまくいかない、倫理との確執がありました。
「愛と笑顔に満ち溢れた家庭作り」をビジョンに掲げました。
お客様の家庭が良くなって欲しい。
行動指針には、倫理を参考に作成し実践する。
(1)どんな小さな約束も守る
(2)先手の挨拶
(3)法令を尊守します
(4)苦しい時も忙しい時も笑顔でいます
(5)人に見られてないところでも謙虚な言動に心掛けます。
困った人はいませんか?と、お役に立つ働き。
何のため働くのかを、社員自らが問うことで、社員の意識を高める。
貰おうと思って働いているか?与えようと思って働いているか?で大きく違ってくる。
やらされる仕事と、率先してやる仕事では成果が違ってくる。
純粋倫理は、幸せの生活法則ですが、幸せとは何かと、自分にも問いかける。
健康であることもそうでしょうし、経済的なこともそうでしょう。
マザーテレサの言葉に
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
思考を変えることで、運命が変わってくる。
人生100年時代、少子高齢化と人口減少の中で、どんな企業体にしていくかが課題。
不変の倫理実践は
(1)朝起き
(2)清掃
(3)普及(他に良くなってもらう)