2月9日ルブラ王山にて、中京大学 大学院教授・経済学博士 水谷研治氏を講師に開演。
テーマ「日本経済のゆくえ」
誰にあっても自分さえ良ければ良い訳がない。人の為に役に立ってこそ存在価値がある。企業においても、世の中に役立つものを、より良いものを、より安く提供することで喜ばれるものでなくてはならないことが大前提である。収益は目的ではなく手段であるが、現実的には儲ける為に必死になってやっているように見えて来てしまう。技術やサービスを途絶えないように続けること、生き延びるために不安がある。これが経済のゆくえである。
現在は、見方は様々であるが、景気は中だるみしながらも上昇していることは間違いない。しかし、景気は上昇し続けることはない。現実を見てみると、どういう時期に景気が悪くなったか分析をしてみるとわかってくる。増税や公共企業投資が低い時である。
現代は国に莫大な借金があり、これを子孫の為に先送りして行くわけにはいかない。財政改革や公務員の削減が急務である。その為にはどうしても増税なされる。ここのところしばらくは景気も上昇を続けるが、財政再建で増税がなされた時は痛みは伴うが景気は下がり始めると考えられる。その為に今どうあるべきかを考えて、乗り越えるべきである。名古屋地方の堅実な経営は他府県企業のよい見本なっている。