06年7月4日、社団法人倫理研究所 参事 小野寺照男様を迎えイブニングセミナーのテーマは「愛和」。昔から日本人は「和」を非常に好み、日本人の行動原理となってきました。それに対して、欧米人の行動原理は「愛」である。その両者を融合して、丸山敏雄は【愛和】という語句を創作した造語です。いかなる経営環境の変化にも、愛の結ぶ力によって、和が成り立っていれば、活力をもって対応できる。愛和が欠落すれば崩壊の危機を招く。愛の乳は出すほどに多量に出て、くまぬと井戸水のように腐ってしまう。愛は結びつけることであり、愛和は仲良くすることであり、その秘訣は、自ら進んで合わせることである。
翌朝のモーニングセミナーのテーマは『事業の成否は社長の器次第』。現場主義で、経営とか社長としての勉強はしていなかった。ある程度収入が増えると夜の街に出て飲み歩いたりもした。そんな折りに長男が非行に走り、倫理を学ぶ切っ掛けを得ることができた。「企業は人なり」企業は社長の器しか大きくならない。器を大きくするには勉強するしかない。社員教育に倫理法人会を活用するのがよい。
経営者は知らず知らずのうちに《五ない》を言っている。「カネがない」「ヒトがない」「モノがない」「実績がない」「のれんがない」。
それを《三意》で吹き飛ばす。「熱意」「誠意」「創意」。またダメなヒトは(1)不安がり暗く考える(2)不満・愚痴が多い(3)時間にルーズ(4)無責任で何でも反対する(5)ルールや規則を平気で破る(6)無駄な出費が多い(7)陰口が多い(8)自分を卑下しわざとらしい(9)信仰心がない(10)目先のことしか考えない(11)ピンチや数字に弱い(12)すぐに腹を立てる(13)賭け事に興味を持つ(14)働く力が弱い(15)道楽・悪友・ヒマが多い。・・・・・・・・自分もそうならないことである。
企業の器を大きくするには(1)世の中の変化に経営を合わせよ(2)ぼんやりせず、目を開け(3)自分で解らなければ人に聞け(4)自社の弱いところを全部改めろ(5)社員に経営参加意識をもたせよ(6)常に商品の強化をはかれ(7)手抜きせずいい仕事をしっかりと(8)どんな小さなことも努力をおしむな(9)新しいやり方を研究をおしむな(10)出来ない、困ったことなど泣きごとを言うな。これらのの10項目のうちの一つか二つでも出来るようにして行く。くじけず、怠けず、焦らず、くさらずに!