セミナー会場のホテルには、中日ドラゴンズ優勝のポスターがあちこちに貼られていました。
10月17日のイブニングセミナーは大橋良弘副参事を迎えテキスト研修。テーマは「喜働」。人の価値は、その人の働きによって定まる。「労働」という文字はは、真の働きの前にはいささか的を得ない。「労」の字には「つかれ」「くるしみ」「ほねおり」の意味があるから、我らはこれを「喜働」とおきかえる。進んで喜んで何も求めるところなく働くときは、体に疲労はなく、しかも異常に良い結果が収まるものである。「喜ぶ」ということは、目の前に起きた事に対して、明るい心の光を投げかけることである。出会ったものに、暖かい心のうるおいを注ぐ事である。働くから職があるのである。働くから、喜びがわくのである。喜んで働くから、これに従って能率が上がり、生産が高まり、金まわりがいよいよ円滑になり、皆が豊かになってくるのである。人間は働かないかと、心にすきができて、いらざる思いをする。その思いがつもって病気の種になる。働きは最良の健康法である。働きは長寿の秘法である。
ご自身の体験談を含め、納税を喜んですることや、無償の働きの大切さも学ぶ事が出来ました。
「人生は一本勝負。やり直しは出来ない人生だから、どうか皆さん、倫理を実践して真剣に生きて下さい。幸せになってください。」の丸山敏雄先生の言葉で締めくくられました。
翌朝10月18日のモーニングセミナーは「夫婦の秘められた力」。生成発展の原理に、「対立」したものが「合一」したとろに、喜びの状態が現れる。反対に「抗争」になれば、破壊・滅亡して行く。丸山敏雄先生はそのことに注目され、論文『夫婦道』で、世に「人の守るべき道」があるとすれば、なによりも夫婦の道が先であり、これがすべての道の本でなければならぬ。それは、夫婦関係が人倫のはじまりで、親子・兄弟・交友などは、それより分かれつづくものであるからである。
夫婦は欠陥があるがゆえに愛する。その欠陥そのものに無上の愛情を傾ける。これが本当の愛である。こうした愛敬によって結ばれあい、とけあっているのでなければ、真の夫婦愛ではない。
また、人は「性」の間違いや乱れが、非情の天罰に現れる恐ろしさがることを知らぬ。性の神聖を保つとき、その人の能力が十全に保ち養われ、発揮される。みずみずしく健康な生活が約束され、人生の妙味を満喫することができる。
我が子のいじめや虐待も夫婦の問題として注視すべきです。
この原理を知り、夫婦愛和の生活が、自ずと事業発展つながることがわかってくる。
是非実践してみて下さい。