【今月の言葉】 創始者丸山敏雄は昭和二六年一月号の新世の「早起」で、こう述べております。
人間の不幸の原因である「ワガママ」これはいったい何から始まったのでしょうか。 人間はその初めの頃はハトのようにオシドリのように、夫婦仲よく、愛の家庭を結びましても、決して朝寝はしていなかったに違いありません。
子どもが生まれ主人が子供達が暖かい布団にくるまるようになってからその心地よさについズボラを覚えたのでしょう。今日の人たちは、そろいもそろって朝寝坊ですから、早起きする人たちを、珍しがって感心するといった変わりようです。早起きは当たり前の事で、何もほめたり、はやし立てたりするものではありません。 こうして「朝寝は、我がままの第一歩」でとうとう癖になってしまう。これがもとで、強情をおぼえ、ズボラをおぼえ、不純な心のニゴリは日に月に積もってくる。
こうして人の健康と、経済と、家庭の精神生活の上に、大きな暗影をなげかけてくる。「人生の不幸は朝寝から」しだいにしだいにもつれだして、今日のような、悩みの人生が生まれてきたのです。
早起きの習慣はモーニングセミナーから始めましょう。