11月8日モーニングセミナーは高木繁行参与の純粋倫理セミナー「人生神劇」。
純粋倫理は純情(すなお)になるには、明朗・愛和・喜働の実践を根底においています。そうであれば、幸せになれる理屈はわかっているが、なれないのはなぜでしょう。
私達は物事を判断する時、五感でみて判断する[事実判断]でしているいる。そこには、「差別」「対立」「有限」「無情」の世界観である。この人生観には「差別」が不公平を感じる。「対立」は何もが陰陽で出来ていて、一対になって物事が成り立っているが、反発した時は争いが絶えない。「有限」であるから思うようにならないことに不満や不自由を感じる。「無情」であるから、何が起こるかわからないので不安が付きまとい、心配する。これらは、わかる(見える)世界だけの判断であり、我欲・我情・我見で生きているから不満に思う。
では、[真実の判断]はどうであるのでしょう。物の法則には、科学や物理のように大自然の法則があり、心の法則は、昔から多く語り継がれてきている。「全一統体の原理」(全てがひとつながりになっている)や、心身相関の原理(心と身体は相関の関係にある)で見てみると、心の通りに成ることがわかってくる。
〈彼我一体〉人は自分の鏡であり、別々のものではない。自分の好みで人に接する。自分が嫌だと思う人は、嫌なことをして来る。
〈物人一体〉物は生きている。物も心の通りに働く。飼い犬は飼い主に似る。
〈我境一体〉心+肉体が自分、環境が他であり、自他一如、環境とも一体である。そこに「いのち」真我がある。
全宇宙に支えられている恩意識の芽生えが『明朗』である。
全部ひとつながりのいのちで、生きていることの自覚が『愛和』である。無力・無能で我がままし放題の赤ん坊であるが、母親の愛によって育つ。
60兆の細胞の組織体の自分。人は宇宙の組織体の一部にすぎない、他のために働いている。心臓も肺も内蔵も、他の存在のために働いている。全存在のための働きが『喜働』である。
これらの、神意に生きることが、『人生神劇』である。神意のために働く。
最後に一言、倫理普及に付いて付け加えますと!
人格を高め、心境を高めるためには、愛を深め広めることであり、それが、倫理普及。そうすることによって自然に事業も繁栄する。