【今月の言葉】 七月は名古屋場所もあり、相撲が始まると、前時津風親方障害致死事件の記憶も新たになる。前親方(山本順一くん)の中学時代の担任だった丸木一磨さんが新聞の投稿欄に「自分に出来ることはなかっただろうか」「彼の最後の学校生活で、私なりに人の命の重さを伝えられなかっただろうか」無念の思いで自問されていた。私が担任だったと名乗り出ることも、勇気のいることだと思う。 そして丸木先生の想いはつづく。「名門・時津風部屋に弟子入りし、誇らしげだった。北海道から届いた、お母さんからの手紙、心配している親の思いを、あの時伝えるべきであった」「自分と同じ道を歩んだ若い力士を、なぜ・・・・。素直で明るい両国中学時代の人間・山本順一を取り戻してほしい」と祈る。「相手の心を理解できる人になってほしい。そうすれば、人を思いやる気持ちは、おのずと出てくるものだから」。
世の中の出来事は人事ではありません。そこから学んでこそ倫理があります。まず私達が、相手の心を理解でき、素直で明るくありたい。倫理法人会で倫理を学ぶ企業リーダーを増やし、日本を良くしよう。