6月25日朝6時より、〜母なる地球よありがとう〜をキャチッフレーズに「一斉清掃」を行ないました。以下、丸山竹秋著「つねに活路あり」より抜粋。
不況が続いている。
高名な経営コンサルタントによれば、「景気はこの先もよくなりそうにない。資本主義はすでに瀕死の状態に入りつつある」のだと、回復基調にあるという政府の景気見通しに明らかな疑問符を投げかけ、事業経営の根本的転換を呼びかけている。
たしかに、小手先の方策でもしのいでこられた、これまでの不況とは異なり、今回の不況はもっと根が深いものだといわねばなるまい。極論すれば、環境がいためつけられようが、自然が破壊されようが、儲けるためにひたすら走り続けてきたのが今日までの世界経済の実態であった。それは、やがて必ず地球そのものを崩壊させずにはおかないという、矛盾を孕みながら成り立ってきたのである。ここにきて、そのほころびが出はじめたのだ。
それが今ある不況の根本の原因であろう。経営者は謙虚にこの事実を受けとめ、真に社会に貢献する企業として生まれ変われることこそ、なににも増して優先すべき実践ではないか。そこにこの難局をひらく活路があるのだ。
思えば私たちは、どれほど地球に感謝してきただろうか。母なる地球をより美しくより立派にするための努力をしてきただろうか。
同様に、得意様に対して、どれほどまごころのサービスを傾けてきただろうか。どれほど社会に還元する働きを行ってきただろうか。
今こそそうしてことを振り返るチャンスだと明るく素直に取り組めば、打開の路は自ずと生まれるものである。