マンサクも咲き始め、春の声も近い立春、2月4日のモーニングセミナーは新入会員、シーキューブ株式会社 福井弘之様の歓迎式で始まりました。
「堅苦しい会ではないかと思いましたが、1月に知人に誘われてモーニングセミナーに参加し、何か自分の足りないモノを得ることができるのではないかとの思いで、入会しました。戴いた”職場の教養”で見よう見まねで朝礼を始めてみました。何となく社内が明るくなりました。今後とも、よろしくお願いします。」と緊張気味のなかにも堂々と、挨拶をされました。会員からは歓迎の拍手を受けられました。
会員スピーチは、春日井市倫理法人会専任幹事・春日井コンサルタント・特定社会保険労務士 松室憲治様の「社内一揆勃発!そのとき社長は…」をテーマにスピーチ。
例えば、社会保険料を下げる方法はあるのですが、一般的に顧客からの要請が無い限り労務士は教えてくれない。なぜなら、人ごとだからです。求めなければ、応じてくれない世相も当たり前のようですが、おかしな時代です。社長からの相談で、社員をやる気にするには、どうしたらよいのか?と、よくあります。社員のモチベーションをセミナーなどで一時は上がっても、上げ続ける事は難しいものです。放っておけば下がるもので、誰もが潜在意識の中では、現状維持しようと思っています。やる気の無い社員は次第に、社長や会社を敵視するようになります。ワンマン社長に不満がある会社は、労働組合を立ち上げてきます。最悪の事態を防ぐには、就業規則を作っておく事です。社員は労働基準法を持ってきますので、不利な証拠を残さないようにし、社員との個々のカウンセリングをして、不安を取り除いて行き、結果ではなく、原因を取り除いていくことです。
労働組合が出来てしまった場合でも、労働組合の権利があり、経営側には経営側の権利があります。それらで対立するのではなく、一緒になって会社を良くして行こうとする、方向性が大切です。
顧客からの不満で、面倒見が浅いと感じられていることがありました。要請が無いから答えられないと思っていましたが、何を質問していいのか分からないのが、顧客の立場です。そこで、自分の気持ちを伝える新聞を出したら、顧客からの不満がなくなりました。
手に入れるものを変えたければ、与えるものを変えればよいことに気がついたのです。
不況の時代といわれますが、私は不況ではないと思います。
絶対に不況ではありません。本物だけの時代になったのです。