10月28日のモーニングセミナーは、愛知県倫理法人会 幹事長・法人レクチャラー・(株)ヨシノ印刷 代表取締役、吉川正敏様を講師に迎え、テーマ「挨拶・返事・後始末の実践」。
倫理実践の基本的な実践で、挨拶、返事、後始末の実践が三大要素があります。やると決めて取り掛かりますが、なかなか難しいものです。一番に躊躇したのが、奥さんへの挨拶の実践です。角田スーパーバイザーから、ぜひ実践してくださいと、お願いされたのでは、やらねばならぬ。一般の朝の勉強会の「おはよう倫理塾」から帰って、寝ている奥さんの枕元に正座して「おはようございます。今日も一日よろしくお願いします。」と、思い切って言いました。奥さんはびっくりして飛び起きました。二日目には「もうやめてください。」と言われたので、その次からは、「おはようございます。」の挨拶をして、握手するようにしました。出がけにも、玄関で握手するようにしたら、見送ってくれるようになりました。会社では社員に「◯◯さん、おはようございます。」と、名前を言って挨拶するようにしています。学校でのあいさつ運動で、変わって来たと聞きますので、挨拶はとても有効な実践だと思います。また、朝一番に出社して、会社へ入る時も、入室する時も、挨拶をします。帰宅したときは、亡き両親や先祖に聞こえるように「ただ今帰りました。」と挨拶をします。
名前を呼ばれたら、0.2秒で「ハイ」の返事をする。嫌なことだと「う〜ん」とか「はいはい」と、なってしまうので反省しながらの実践です。倫理法人会では、呼ばれたら「ハイ」の返事をしますが、他の会合などでは、名前を呼ばれても「ハイ」の返事をする人は無二に等しい。学校の卒業式に来賓として出席し、児童が「ハイ」の返事をしていて、大人がしていないのはおかしいと、校長先生に進言したことがあるが、良い返事は返ってこなかった。まず自ら実践し、徐々に浸透していくことを楽しみにしています。
後始末とは、使った物を元へ戻すことである。本当にキッチリ戻っているか確認する。そして、社内では机の上は電話とパソコンだけで物を置かない。棚の上にも物を置かないようにしたいます。戸棚の上に物を置くと、死蔵の原因になるので、物を置かない。社内に整理できるようになると、現場と営業とのトラブルがなくなりました。それは、原稿等が紛失することがなくなったからです。机の引出しの中もスポンジを切って物の置く位置を定めることで、余分な物を置けないようにする。社員が帰った後の机の上は、電話とパソコンだけ。作業台の上も物は置いてありません。紙のストック棚の一番上には何ものっていない。私がそれらのチェックマンをしていますが、社員に浸透するには、時間がかかりますが、言い続ける、やり続けることと、自らが実践することです。