12月15日の「経営者の集い」は、富山県倫理法人会 会長・片山工業㈱ 代表取締役 片山 孝志法人レクチャラーを講師に迎え『 笑顔と挨拶の実践』をテーマに、実体験をお話し下さいました。
今までの人生で、何ひとつ良いことをしたことが無かったが、何を思ったのかフッ!と思って民間の自己研鑽のセミナーに参加し、それから心を入れ換えて、世の中に役立ちたいと思い、ボランティアに縁がなかった生活から、献血に行き、骨髄バンクにも行き、今までの9時出勤が朝の4時に出勤するようになったから、家族は変な宗教に入信したのではないかと思っていた。そんな時に、信頼される方から倫理法人会の入会に誘われ、間違いない会だと思って即入会。これも御縁かなあと思いました。不況のあおりを直に受けて仕事がなくなったとき、倫理研究所の研究員に、お墓参りをしなさいと言われました。言われたからにはやってみようと思い、時間を見いだすために、3時に起きてお墓参りをするようになった。単純な気持ちでお墓参りを続けると、少しずつ仕事が入って来るようになった。
倫理で心の持ち方をかえる。実践する。出来ないことと、やらないことを一緒にして言い訳を言っていては気の毒である。倫理に恩返しするのが、普及である。「掛けた情けは水に流し、受けた恩は石に刻め」と石川洋先生の言葉に衝撃を受けた。今まではその言葉の反対をして来た。ボランティアも、してやったという思いでは続かない。自分が喜ぶことである。経営の勉強と、心の勉強をして行くにも、何でもあきらめない。どんなことがあってもあきらめない。やってみるのは簡単でも続けることである。ゴミ拾いも、トイレ清掃も笑顔と挨拶の実践も。
笑顔をつくっていると、人に会うのが楽しくなるものです。毎朝、鏡に向かって笑顔の練習をするのです。自分の顔は、自分のためにあるのではありません。まわりの人のためにあるのです。だから、自分の顔は自分で見られないから怖い。
人は、心に思った通りになるものです。イタリア旅行に行った時、迷子になる思ってら、本当に迷子になってしまいました。こんな時、持ち前の笑顔で対応していたら、何とホテルまで行けたではありませんか。どんな時でも、困った時でも笑顔で対応する。心の持ち様で変わるのであれば笑顔で居るべきです。快人二十面相の私は、まわりも明るくする。葬式の時以外は、笑顔で損をすることはない。
翌朝12月16日のモーニングセミナーは『師から学んだこころ磨き』。
不況の真ただ中にあり、厳しい建築業界にあって、我が社はこの時期でも忙しいから有り難い。いろいろな縁があって出会い、倫理とも出会う。坂村真民先生にも縁あってお会いすることができ、ツーショット写真を撮って頂いた。そんな縁で、富山には無かった「念ずれば花開く」の石碑を建てさせて頂くことも出来た。「念」の字は、今の心であり、思うこと、思っているだけでなく行動してこそ花が開くのです。鍵山秀三郎先生の掃除のビデオを見て自分もやってみようと思い、自社のトイレを2時間半掛けて掃除。その後の清々しさが忘れられなくて今でも続いている。何でも楽しみながらやらないと続かない。石川洋先生からの学び、坂田道信先生からの学び、これも不思議な縁であり、私はその円の中に居られることが有り難い。トイレ清掃・ゴミ拾い・履き物を揃える・断食など縁を頂いたことから、こころ磨きが出来る。