名古屋市西区倫理法人会では、1月15日「100人・モーニングセミナー」を開催。倫理法人会会員で伏見の“みその亭”女将、與語淑子様を講師に、テーマ【今を生きる】。
倫理を学び、実践しているつもりでした。倫理の学びを深めて行くと、いろいろと氣づきを頂けます。元氣を頂けます。私の元氣の「気」は「氣」と書きます。
三年前に悪性腫瘍が見つかり、最初は倫理で学ぶ「苦難福門」「疾病信号」だと軽く思っていました。医師からは、第四期に近い三期であると言われましたが、意味がすぐ理解できませんでした。とにかく抗ガン治療をすることになり入院。悶々として入院生活をするも、私はこんな事をしている場合ではないと思い、仕事場に戻りました。通院での再検査で医師から、余命半年といわれてしまい、頭の中は真っ白になる。これからどうすれば良いのかわからなくなった時、瀬戸内寂聴さんのカセットテープを知人が貸してくれました。そんなことが切っ掛けで、瀬戸内寂聴さんに会いたいという思いが深まり、京都へ行った時に寂庵へ立ち寄ることができた。偶然にも案内人の配慮で後日直接、瀬戸内寂聴さんに会うことができ、自分がガンであることを打ち明ける。瀬戸内さんからの一声が「それがどうした!」であった。誰しも、先のことはわからない。生きる事に執着してもしょうがない。今日突然事故で死を迎える人もある、そのことを思ったら幸せではないかとまで言われ、そうなんだ!と思った。悪いことをした罪の現れだとも思わなくてもいい。悪いことをしてない人はこの世に居ないから、悪いことをしたと囚われない事も、注意された。
余命宣言の日に、日本舞踊の発表会の晴れ舞台に立つと決めた。そう自分が決めればそうなるのであると、踊りの先生から教えられた。当日は体調も思わしくなかったが、踊りきることができた。
人は死に方を選べないが、生き方は選べる。そうであるならば、自分らしく生きることができる。
氣づくことが大切。それを実践するのも自分自身。続けるのも自分自身。
今を生きることです。
モーニングセミナーが終わる頃には、名古屋城に朝日が当たり始めていました。
参加者115名。目標達成おめでとうございます!!