3月30日、社団法人 倫理研究所 理事 法人局 普及事業部 井上 茂勝 部長を迎え、テキスト研修を開催。
今回はテキスト5の4回目『丸山敏雄の読書と趣味』。倫理研究所 創始者 丸山敏雄先生は趣味が多才であった。中でも読書は寸暇を惜しんでされ、古本店めぐりはなによりの楽しみとし、生涯本を愛した。また、絵が好きでスケッチを描かれていた。篆刻・尺八・舞・謡曲・鰻釣り・書道・短歌等がある。書道は苦手とし落第点であったが、師から教えられた一日一回の練習を一貫してやめなかった。今でも素晴らしい書が残されている。趣味にも合わないモノがあるかも知れないが、勧められたら、まず何でも味わってみること。やってもいないのに断ることはしない。それで合わなかったらやめれば良い。趣味とは、本業と離れた空所をもつことです。空所が自覚できると、明朗になれるのです。その明朗の働きが、喜働となります。趣味に集中した姿は、遊働一致の姿です。その姿が潤滑油となり、本業が生きてきます。
翌朝のモーニングセミナーは『言葉は心声なり』。
全国680単会のモーニングセミナーに行けば、元気なところもあればそうでない所もあり、地域色がよく出ています。それと同じように、景気の良いところもあれば、不景気の時もある。不景気は良い時があったから不景気であって、対比してみるからある。長いこと不景気の業界もあるが、ず〜っと低迷してしていれば不景気かどうかもわからない。浮き沈みはいつでもあるものであって、良い時に次の手をかんがえ、沈んだ時こそ、益々心を健康にして行くことが必要です。
極寒の2月。富士の研修センターで禊ぎや、素足で雪の上を歩き屋外で正座する体験をした北海道の参加者は、素足で雪の上を歩くことも初体験であった。そこで、履き物に感謝の気持ちが持てるようになるのは、セミナーの経験者であれば当たり前であるが、その参加者は、履き物が愛おしく、毎日声を掛けるようになったそうです。
大切な事は、感じたことをスピーディーに直ぐに実行することです。処理することです。人の心は見えないから厄介であるが、身体は正直である。身体は心の窓ともいい、目・顔・声に出ます。声を出す言葉は、使い様によっては人を傷つけることもある。一日の生活で、話したり、聴いたりの生活を80%しています。その言葉は「簡であれ」「婉であれ(うつくしい)」。プラス言葉を使っていく。肚の奥底には誰でも暗い心を持っています。それを取るには、正しい朝起き。プライドを捨てる。我見にとらわれずバカになりきる。そのためにも、うつくしい言葉、プラスの言葉を発していきましょう。
セミナー会場の周辺も桜が咲き始めました。