6月19日「経営者の集い」は(社)倫理研究所 法人局 法人レクチャラー・京都府福知山市倫理法人会 監査・大和瓦工業株式会社 代表取締役 山内 英紀 様を迎え、テーマ『講話は人生の記念日』。
平成18年に倫理法人会入会。最初は今回のような「経営者の集い」に誘われて参加し入会しました。「経営者の集い」で話を聞いているだけかと思っていましたが、翌朝のモーニングセミナーには戸惑いを感じました。「万人幸福の栞」の輪読に付いて行くまでには三ヵ月掛かりました。地元で歴史ある瓦屋を営み、自分で五代目であり、息子を修業に出し帰ってまいりましたので、六代目になります。私の父親が8歳の時、祖父は戦死ししてしまい。父親は、祖々父に育てられ、その時が事業継承の難しかった時期で、それを乗り越えて来た継承に、多くの人の恩を感じるところである。児童相談所から引き受けた、世間でいう問題児を指導しながら育て、今では、我が社になくてなならない存在になり、立派なリーダーとなっている。
今回のテーマに『講話は人生の記念日』としたのは、京都市南倫理法人会で講話した、4月9日は、私の誕生日であり、息子が入社した日であり、胆のうの手術をした日。びわ湖南倫理法人会で講話した、8月31日は倫理法人会会長職の最終日。松阪市倫理法人会で講話した、2月16日は肝臓ガンの手術をした日であり、今回名古屋市中区倫理法人会のモーニングセミナーの講話日は、父の誕生日である。それぞれ、年は違うがなぜか記念日になっています。
一昨年、初めて富士高原研修所(富士研)でのセミナーを受講し、未経験で班のリーダーを任された。8名の班員でもそれぞれの個性があり、行動が遅い人がいて班全体の行動が遅れがちになるが、自分の我がままを押し付けないで、遅れる人にも合わせることで、心が揃うことを体感しました。
今年の富士研での学びでは、1月の激寒の中でのご来光を見て感動。太陽が昇り始め昇りきるまでの二分間の心もちは、モーニンングセミナー開始の二分前の静寂に用いられているのです。
屋根瓦施工業は、今の時代も一枚一枚瓦を引く手作業による仕事である。その中でも少しでも近代化を取り入れる努力をし、デジタルカメラを利用して屋根で撮った写真をその場ですぐに、リフォーム会社様や施工主様への説明等がすぐに出来て喜ばれている。少しでも時代に乗り、インターネットによる空撮地図を利用することもしています。
予算の厳しい物件でも、今は利益が上がらなくても永い目で見ると、次ぎにつながって来ていることを社内で伝えるようにしています。
翌朝の6月20日のモーニングセミナーのテーマは「百年続く企業と倫理」。明治10年の創業で132年。会社組織にして49期になります。時代の変化の中でも、瓦施工業は変わって来ていない仕事で、誰でもすぐに出来る仕事でもない。大量に仕事が入っても、大量にこなせるものでもなく、スローペースを守って来たことが百年続けて来れたのではないか。
倫理の学びは、まず自分が変わることを教えられる。妻が出来ていなかったことで、妻を責めるのではなく、自分が率先してやることで、妻が変わって来たことで、倫理の実践の意味が解って来た。
P&C創造研究所 梅原陽介氏は、企業は三ドル「ハンドル(かじ取りをしっかりする)・コンドル(物事を俯瞰的に見る)・アイドル(人を引きつけるものを持っている)」であるという。ラーメン屋を米国に持つ(株)夢を語れ 西岡津世志氏は、誰でも楽はしたいと事業を大きくするが、一向に楽にならない。であるならば、楽ではなくても、楽しんで取り組むことで、気持ちが楽になる。と言っている。
倫理法人会に入会し、朝礼をするようになりました。当日に、くじで係を決めることで、緊張感を持って取り組んでいます。トイレ清掃をやろうと思った時には、試され事が起きてきました。試されることで、人はお大きくなる。
創始者丸山敏雄の教えは、神様が喜ぶ生き方を実践することにことにあるようです。