8月20日のモーニングセミナーは、東海市倫理法人会会長・(株)愛知印刷工業 代表取締役社長 久野彰彦様を講師に迎え、テーマ「父の死が私に教えてくれた事」

偉大な存在である父であるが、私は同性として素直に受け入れない我がままな部分が、父が死ぬまで確執があった。会社では対立が常であった。入院したことのなかった父が75歳で急逝してしまった。体調不良を訴え、心臓手術直前に社長の交代を、父から言い渡されるが、複雑で素直な精神状態でなかったので、手術室に向かう父に、明るく送ることができず、それっきり生きて帰ってこなかったことが悔やまれる。
父の口癖に、いい人は早く死ぬと言っていたが、本人がその通りになってしまった。父が仕事を終えて帰宅し、晩酌をしながら淋しそうに母に愚痴をこぼしている姿は、社長は孤独で、人のことの苦労が多く辛かったのであろう。学生時代にラジカセが欲しくて、近所の電器屋さんに行くが、展示品しかなく、それを善しとして、父に買わされた。近所付き合いを大切にし、近所の知ったところで金を使え、と父はよく言っていた。それが、現在の、地域のフリーペーパーの編集にも活きている。ちょっと外食するも、些細な贅沢をするも、みんな社員のおかげだと言い聞かされたものです。

倫理法人会に入会して、四年余りですが、倫理法人会は、すぐに役職がまわってくるのには驚かされる。来月から会長二年目に突入。倫理法人会は、無料で倫理指導を受けることができるのが特徴で、過去に三回受けたことがあります。その都度、指導されたことを実践に結びつけていけるようにしています。倫理指導によって「活力朝礼」に“万人幸福の栞”を導入。すると、今まで社内で一番必要だと思っていた社員が辞めていく。指導され、その通りになって行き、当初は困惑したが、それが今では良かった事になり、社内がスッキリした。社用車の清掃で交通事故が少なくなる。会社近辺の清掃が心磨きになる。
お墓参りなどしたことなかったが、月命日にの墓参することで、母が喜んでいる。

妻への感謝100項目を書き出す実践は、64で止まっているが必ずやり遂げ、ハートマークの携帯メール送り続け、夫婦愛和に努める。
来年度は、責め心のない厳しさと馴れ合いでない優しさで、東海市倫理法人会を盛り上げて行きます。