10月21日のモーニングセミナーは融和塾 代表取締役・碧海倫理法人会 幹事 松井直人様を講師に迎え、「私が貫いた教師道」〜子供の自己実現を支えた本気の教育〜をテーマに講話を頂きました。
32年中学の教師を退職し、融和塾を立ち上げ、やりたかったコンサルタント業を。一般的なコンサルタントではなく、教育経験を生かし人材の育成、情報提供、心身の健康についてのことなど、強力にサポートして行きたい。
椎茸栽培をしていた母は、朝早くから働き者ので、深夜1〜2時まで袋詰め作業をし、座って飯を食べたり、寝ている母の姿や「辛い」「苦しい」「休みたい」など母の愚痴や弱音は、全く記憶になく、貧しい家庭で育ちましたが、私は、母にかまってもらえることが無かったので、地域で有名なヤンキーになってしまった。しかし、母は何も言わなかった。私は家族団らんの家庭がうらやましかった。二人の息子を大学にやり、世の中に出すために、情熱と熱意と責任感を感じた。
大学受験の千羽鶴、教員試験に千羽鶴を折ってくれた、母。
筋肉バカが集まったような、体育大学で教師の道を選び、
荒廃した中学の教員をし、手の付けられないような生徒ばかりで、陸上部に不良グループを集めた。ヤンキー時代の経験を活かし、部活指導で、「陸上日本一の生徒を育てる」ことを至上目的とし指導にあったった。生徒と一心同体!情熱!愛情!が、どんな理屈や技術にも勝り、生徒と接する時の礼儀であると信じ取り組み、母と思いと重なった。
教師が変わると、子供、学校、地域が変わる。優秀な選手を育てインターハイで優勝し、オリンピック選手にもなった。陸上部員が100名にもなった。
高校での規定の月、木、日曜の部活は休みにした。技術ではない。履き物を揃えるとか、挨拶をするとか、当たり前のことで、心を強くする。
いろいろな生徒との、出会いが人生の舵を切った。
悪は怖くない、倫理観がないのが怖い。
落ちこばれは怖くない、怖いのは浮きこぼれである。
心を強くする、日常で心を鍛える。妥協なき指導と信頼が大切。
夢をもたせる。心を育てる、スポーツ用具は欲しいものを与え環境を育てる。
両親がいない生徒を多く見て来て、彼らが言うのは「家族それっての団欒が欲しい」です。
純粋倫理の
「尊己及人」〜己を尊び人に及ぼす〜。
「子女名優」〜子は親の心を実演する名優である〜
その通りであることを実感。
51名の参加