5月12日のモーニングセミナーは、リリーズ 代表・岐阜県瑞穂市倫理法人会 専任幹事 中村亜綺様を講師にお招きしました。テーマ「ハイ!の実践」
5人家族で、両親の不仲の家庭でした。家にいない父親が時々帰ってきた時に、家庭内を取り持つ役の幼少期の私でした。 その役目がうまくいかなくて、両親の不仲は私の責任だと思ってしまい、自分に自信をなくしていきました。
高校時に精神的に不安定になってしまい、頑張らなければならない自分、いい人でいなければならない自分を作ってしまい、失敗はダメことだと自分を責めていた。認められたい、いい人だと思われたいと、意識が自分に向いているとストレスになる。20代後半はうつ病になり、引きこもりになってしまっていた。
カウンセリングを受けて、何とかしようと思うと、うつ病は親の性だと思い、思い切って家を出ることにした。食べていかなければならないので、派遣で職に就きました。
自分が人に役立つためには、いい子でいるだけでなく、自己主張が必要であることがわかりました。自分のことしか考えていなかった時と、人にためと役立ちたいと思うのとの意識の違いで、物事が好転していった。自分のことだけ考えていると暗くなる。
◆ どうすればみんなを喜ばすことができるかを、
毎日考えるようにしなさい。
そうすれば、憂鬱な気持ちなど吹き飛んでしまいます。
反対に、自分のことばかり考えていたら、
どんどん不幸になってしまいますよ。
<アルフレッド・アドラー>
もっと外向きの自分になりたくて、独立のきっかけを得ることが出来た。
派遣の仕事をしていた時、忙しく仕事をしていても、差し込みの仕事が入ってくると、嫌々受けていた。どうせ受けるなら、喜んで「ハイ!」と受けた方が、自分も気分がいいことがわかってきた。
独立して、仕事内容によって報酬額の落差がある。であるならばと、単価の良い仕事を求めて、安価の仕事の受託を保留していることで、徐々に仕事が減っていきました。自分都合しか考えていなかった。
独立3年目に倫理入会しました。その後は仕事を選ばない、全てをハイと受けることを学ぶ。それからは先約優先をしていて、割のいい仕事が後から入ってきても諦めがつく。それが良いと思えるようになる。まさに「これがよい」でストレスフリーな毎日になっていった。
すると、自然の流れでミラクルな事が起こってくる。空きの時間に丁度いいタイミングで仕事が入ってくるようになった。仕事を選んでいるよりストレスがたまらない。
若い頃は、病気ばかりしていた生活なので、薬漬けで薬物肝炎にもなっていましたが、倫理法人会に入会し、喜んで働けるようになったら、知らぬ間に健康になっていた。
私の周りのすべてがお客様。すべての人に元気とワクワクしていただける自分でありたい。元気を与えるには自分が元気であること。毎日をワクワク楽しく生きるようにしている。
両親の不仲の原因である、尊敬できない父親がいます。「万人幸福の栞」13条には、「親を大切にせぬ子は何ひとつ満足にできない」と記してあるが、満足にできなくてもいいとまで思ったくらいです。
志塾の学びで、両親に、仲間にも仕事にも恵まれて幸せであることを手紙で伝えるために、文章を書いていたら無意識のうちに感謝の気持ちを書いていた。自分でも思いもよらぬ事である。
その後、母親からの知らせで、その手紙を読んだ父親は、私の小さな感謝が、父親の意識に変化が現れはじめ、家族思いの父親になってきた。
この学びが、家族再生の第一歩になっていき、現在進行形です。