2017年1月7日愛知県倫理法人会 新年互礼会 特別講演会
(株)加賀屋 代表取締役相談役 小田禎彦様「おもてなしのと経営活性」
七尾市倫理法人会に所属し、倫理法人会は朝が早いので、夜は早く切り上げるようになる。そんなことを体験すると、早く起きないと損失が多いこと気づくことです。
自分の経験からお話しすると、能力開発には五つの力が必要である。
【1】聞く力(見る力聞く力)【2】記録する力(すぐ記録する)【3】考える力(見返しながら考える力、地に足をつけて考える)【4】時間力(お金を時間に換算する力で時間を有効に使う、倫理法人会の朝を生かす)【5】説得する力(社員を説得する力など)
これらは、倫理法人会の運営でも参考になることである。倫理を広め倫理法人会を利用し活用する人を広めることも、ビジネスに活用出来ることです。
北陸新幹線効果は予想以上にあった。それを継続し拡大していくには、観光だけでなく来ていただいた方に満足していただくことです。
アンケートでは86.2パーセントの方が満足と答えた。それを一地区だけでなく広めることが課題です。能力開発の五つの力を上げていく。お客が多くなると対応の遅れが出てくることも課題です。
加賀屋は110年前に祖父が創業し、現在は800名の人員で運営している。すべてに、おもてなしの力を浸透させる。
政治家の娘を嫁にもらい、新米の女将は何をしていいのか大失態の連続であった。お客に即座に不満を持っていただかないように考えたのが、「笑顔」「気ばかり」「気くばり」である。従業員に対しても、実の親より心くばりをして「親より心配してくれる」という心持ちになれば、この人にために一所懸命働こうという気持ちになる。
お客様に対しては「NO!」と言わない。部屋へは10回通う。お客の望むことをする。望まないことはしない。それらを徹底してきた。
ロボットは正確にできるが、人が温かく接することを誰しも望む。
年間30万人の人が訪れ、アンケートに8%の方が答えていただける。これが貴重な情報となる。ニーズの多様化し味付けや飲み物の多様化にもついていかなければならない。「できない」の言い訳は避けるべきである。
そんな、おもてなしサービスの輸出の依頼も来るようになった。
新幹線は、地方が元気になり、おもてなしの心で接する。
おもてなしとは、対価を求めず、相手の喜ぶことをする。
サービスは、タダで品物を提供することではなくおまけでもない。サービスの使い方が違っている。サービスとは「プロとして訓練された社員が給料を頂いてお客様のために、正確にお役に立ってお客様から感激と満足感を引き出すこと」
サービスの本質は「正確であること」「ホスピタリティー(相手の立場に立って思いやる心)」
人を相手にするビジネスは66%あり、サービスがキーワードになる。そのサービスを競い合うこと。
説得力をもつ商売は繁盛する。商売繁盛するには、お客様の抱えている問題を解決することです。それを商売とすることになる。それには(1)気持ちをひとつにしてコントロールできる組織をつくる。(2)ターゲットを固める。(3)お客様の問題を解決する能力を持つ。(4)リソース&ユースのノウハウを確立できる。
国の光を観ることが「観光」です。
そして、人の求めるものに対して満足に対応出来る組織。お客様の時間の消費することを販売することです。
すべての商売に通づることです。
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