7月11日のモーニングセミナーは、名古屋市熱田・港倫理法人会 モーニングセミナー副委員長・ヤネヤコーチング 代表 家根谷政雄様「私が教師になった理由(ワケ)」
38年間の教員生活で転職であったと言うと勉強が頑張ったのではないかと思われるが、デモシカであって当初は教師になりたくてなった理由(ワケ)ではない。
第一志望の大学入試では、入試の時のアクシデントで見事に不合格になってしまった。二期校として愛知教育大学に入学。教育大学は教師を目指す大学とは知らずに入学し、教師の希望ではなかったのでは退校するつもりだったが、とりあえず一学期通うことにした。そして初の恋愛を経験するが失恋。それに、追い討ちをかけるようにバイクの単独事故により絶対安静で入院することになる。それが、人生の方向が決まることになるのである。先生になりたくなかったのにと、思いながらも、見舞いに来てくれる同級生の影響で、退学届けを諦めた。親は働きもので貧乏から抜け出したかった日々で、仕事に明け暮れていた。
だから親は、子供のことなどは二の次だと思ってと、私が勝手に思っていて親に対しての嫌悪感があった。しかし、三週間絶対安静の入院生活に母は家庭や事業のことは朝早くから済ませてから、バスを乗り継いで遠方より毎日病院に通ってくれた。私の思い違いと、親の愛をひしひしと感じる事が出来たのであった。
その後退院し、二度目の失恋を経験、なぜフラれたか?わからないし、落ち込んだ。
そこで、自らの環境を変えようと、自立して一人暮らしをすることを決意。親からの条件として親の支援が一切無くなることになる。
アルバイトをしながらの授業も、休まず学業に励む自分がいた。そこまでやって、友人は「大変だ、大変だ!」と言っているが、私の中には、出来てきたので、それほどの大変さはなかった。やれば出来ることが出来て来た事が、教員になる、選択肢がなかったのに、出来ることになっていった。
辛い、苦しい、悲しいことの向こうにあることが、苦難福門であり、この三つの出来事がなかったのに教師になる事がなかった。妻にも出会え、子供にも巡り会えた。すべて神の導きであったと思える。
教師になってから、荒れた学校を担当する事が多かった。
私には、親に対する不信感が入院生活により愛に変わった体験があったから、それを活かすことができる。問題のある子は、ほとんど、すべてと言っていいでしょうが、親に対する不信感や嫌悪感を持っている。
親は、自分が勝手に作っている価値観で判断している。自分の枠組みで子供を見ている。だから、子供は歪んだ心の形になってしまっていく。
そう育って来たからである。
コーチングの法則は、「人は見られたとこが伸びる。短所・欠点を見れば短所・欠点になり伸びていく、ところが長所を見れば長所が伸びる。」
夜空に浮かぶ三日月はあっても存在しない。どんな時も月は丸いからで、見た目だけで見ているからである。月は丸いのです。
私は私として完全・完璧、まん丸である。
三日月理論は、外的コントロールで、(1,批判する。2,責める。3,文句を言う。4,ガミガミ言う。5,脅す。6,罰する。7,褒美で釣る。)不完全であると見ている。
満月理論は、内的コントロールで、(1,傾聴する。2,支援する。3,励ます。4,尊敬する。5,信頼する。6,受容する。7,意見の違いについて常に話し合う。)すべて完全・完璧であると見るのです。だから、「あなたはできる。」「あなたには価値がある。」「あなたはそのままで、素晴らしい。」と、言ってあげると良くなっていく。
誰しも、自分のことをわかってほしいと思っています。相手のことをどう見てるか、伝わるものです。
親が、子供を不完全と思って子供と付き合っていることが、教育の邪魔になっている。
エコーの法則では、「あなたが与えたものが、あなたに返ってくる。」
何を自分から出すかで環境が変わる、それが鏡の法則。
聖書でも「与えれば、与えられる。奪えば、奪われる。愛すれば、愛される。憎めば、憎まれる。」とある。
現在の教育現場での問題があるのは、教師も親との嫌悪感があるから問題教師になっていく。「万人幸福の栞」第6条の“子女名優”を伝えるべきである。
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