12月26日モーニングセミナーは愛知県倫理法人会 副会長・(株)ヤマサン 代表取締役会長 岩田満様「苦難福門」~妻に感謝~
岐阜県郡上に生まれ、高校卒業勤めていた伯父さんの会社が倒産してしまった。有難いことに、周りから勧められて会社を設立したのが、現在の前身の会社です。
苦難を幸福の門と捉えるのは、倫理の特徴である苦難観である。
苦難は「病苦」「家庭苦」「事業苦」があり、全てが「我ががまま」が原因である。
人間だけが持つこの「我がまま」は、我の思い通りにしたい心である。その心を持ち続けると、心配、恐れ、怒り、憎しみ、嫉妬などでありこれが「不自然相」であり「不足不満」である。
そして、「責め心」があるうちは、苦難から逃れない。
そして「責め心」を、頭に持ち、口に持ち、胸に持ち、腹に持ったりすることが信号となり症状が身体に現れて来る。
しかし、自分に与えられる苦難は乗り越えれないことはない。乗り越えられるから与えられる。
様々な苦難を体験してきた。顧客に対しての不満でギックリ腰を体験しました。それも、絶対治すという信念で取り組むことができた。
勤めていた会社が倒産し、路頭に迷うが取引先の人に助けられ、手持ちのお金をくれたことに涙した。そして周囲からの勧めで2ヶ月後に自分で会社を創業しました。
丁度バブル期で売り上げが伸びました。錯覚で儲かった金は自分のものとの思い、夜の街に入り浸りの生活になった。そして会社を法人にしようと思っていた時、脱税で追徴金を収めることになり法人にする事を諦めることになってしまった苦い思いがある。これも、不自然相の現れである。
取引先が倒産で二千万円不渡りが出て、自社も連鎖倒産を覚悟することになってしまった。しかし、妻が子の養育費用など、ありったけの預金を補充してくれて倒産を免れることができた。妻への感謝をするが、すぐに忘れる。
次男が暴走族をするようになったのも自ら投影であると、倫理を学んで知ることが出来た。
「万人幸福の栞」6条の「子女名優」の学びから、過去の自分の行いの悪さと、夫婦愛和ができていなかったことに気づく。
また、平成20年のリーマンショックで売り上げが激減して、倫理の学びを活かそうと実践を真剣にしようと思うようになった。倫理法人会の役職も受け、実践項目を決めて、実行することを決心する。
平成25年ころから売り上げが上向くようになり、思わぬところから注文も入る倫理体験がある。
現在では長男に会社を継がせて会長職にある。
妻の喜ぶことを喜んで行う。
自分の親や、子供は選ぶことはできませんが、妻は自分を選んで一緒になったのだから、妻を幸せにする義務があります。
.