5月8日モーニングセミナーは、名古屋市中央倫理法人会 モーニングセミナー委員長・前田マネジメント 代表 前田紳詞様を講師に迎え「経営に役立てる“人生100年時代構想”とは」
医療が発達し、誰でも人生100年時代になります。未来の予想は難しいが、正しい未来の方向性を知り、時代の変化に対応するにはどうすればいいか?
少子化で確実に人口減少する。人口の変化で、政治方針を理解すること。政府のホームページにはすでにそれが掲示されています。未来の兆しの事実に注目する。そこから、自ら未来を築くしか無い。
人口減少は著しく、昨年度でも30万人減っていて、益々減少するが改善の方法が無い。
団塊の世代が75歳以上になる、2025年問題から高齢化することからの始まります。行政のそれの政策を知ること。リンダ・グラトン教授の構想では人は107歳まで生きることになる。それに対応する社会は前例がない。
人生100年時代になり、健康寿命が益々問題になる。健康で100歳まで生きるには、退職後どう過ごすかである。
アンケートによると、退職後の過ごし方は、旅行にいきたい、好きなことをしたいなどで遊びたいばかりである。しかし、それも飽きてくると目標がなくなる。70歳過ぎるとどうすればいいのか分からない人が多くなると病気が増える。
迫り来る日本の未来は、高齢化社会から労働人口減少社会へ。消滅する日本の市町村。行政が発表する未来マップから、消滅する市町村が明らかになっている。
そこで、生きがいこそが健康の秘訣。
人生100年時代構想のカギは、人づくりである。高齢でも高等教育が必要です。一生涯学び続けることが必要。経験したことのない環境を探検する。ボランティアから学ぶこ。経験とかを活かすこと。学び経験、学び経験を積み重ねること。
高齢化とともに近年の働き方や生き方の変化してきます。AI(人工知能)が発達し、生涯働ける環境を整備して働き方を変える。AIが苦手な専門性の研究。生産性の研究。仕事と家庭の両立などから、人を大切にする働き方生き抜く力を学ぶ。倫理で学ぶ人間性を高めることが大切です。
職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力を「社会人基礎力」経済産業省が定義している。
◆前に進み出す力(アクション*一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力)
《主体性:物事に進んで取り組む力》
《働きかけ力:他人に働きかけ巻き込む力》
《実行力:目的を設定して確実に行動する力》
◆考え抜く力(シンキング*疑問を持ち、考え抜く力)
《課題発見力:現状を分析し目的や課題を明らかにする力》
《計画力:課題の解決に向けてプロセスを明らかにし準備する力》
《創造力:新しい価値を生み出す力》
◆チームで働く力(チームワーク*多様な人々とともに、目標に向けて協力する力)
《発信力:自分の意見をわかりやすく伝える力》
《傾聴力:相手の意見を丁寧に聴く力》
《柔軟性:意見の違いや立場の違いを理解する力》
《状況把握力:自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力》
《規律性:社会のルールや人との約束を守る力》
《ストレスコントロール力:ストレスの発生源に対応する力》
高学歴で企業の重役であったような、かつて栄光にしがみついていると、人生やり直しには邪魔である。執着心を捨て、現実を全てを受け入れる、すなおになること。
日本政府は、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)をSociety 5.0(ソサエティー5.0)として提唱している。狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会といった人類がこれまで歩んできた社会に次ぐ第5の新たな社会、人間中心の社会をつくることである。
全てがインターネットでつながっていく。AI(人工知能)が身近なものになってくる。自動運転やセルフレジなどで無人化になる。人が要らなくなり無人化していく。そこで、仕事が変わっていく。
頭を使う体を使うことは要らなくならない。単純作業は人工知能がこれまでの常識を捨てて取り入れてみる。
変化への抵抗の底にあるものは無知である。未知への不安である。しかし変化は機会と見なすべきものである。変化を機会(チャンス)として捉えた時、初めて不安は消える。
これからは、生涯学び続けることが大切です。
まもなく名古屋城天守閣が見える風景も、しばらく無くなります。
,