6月12日モーニングセミナーは同朋大学・大学院 人間福祉研究科 特任教授 経済学博士 伊藤まり子様を講師に迎え「人生100年時代のサクセス・エイジング」~年齢を重ねることに成功する~
どこへ行っても、人生100年時代のことが話題になるこの頃。人口減少、超少子、高齢社会が到来する。
2050年には、一億2600万人が9000万人になるとされる、人口減少にシンクロしていかなければならない。商売の在り方も考え直さなければならない。
少子化は世界的規模での問題で、東アジア系、東欧系の少子化が急激に進み、女性の高学歴化、晩婚から晩産で少子化が進む。
出産が増えれば得するシステムを作ることも大切である。
女性の生き方が、「産めよ!働け!」ではついていけない。
LGBT(性的少数者)をも受け入れていく社会になって来て居る。
H2BR(病気、肥満、病気、老化)が健康問題を直撃する。
老化は違うが、加齢は平等来る。加齢は避けられないにしても、老化は諦観せず予防と治療で克服できる。老化は活性酸素を作ることをしないように心がける。暦年齢なんて単なる息を吸った数にすぎない。「精神年齢」「肉体年齢」「見かけ年齢」「社会活動年齢」の総体をもって、実年齢としたい。成長ホルモン、食事、身体、心理(こころ)、社会がどうあるかである。今後はウエスト周りを1ミリも余分に肉をつけない決意をする。心も身体よくないスパイラルが起きてくる。
社長であってもすぐ清掃員もできる心。日本人は傍を楽にするために働きをする。
今までの有形資産から無形資産を高めることへの方向転換をする事が人脈、奉仕、健康へのキーワードである。食事の調理法も欧米化しないこと。
65歳〜75歳の前期高齢 13パーセントだったのが、75歳〜の後期高齢2025年には87パーセントになる。
高齢者ではなく、欧米では65歳〜をヤングと呼び、75歳〜84歳センターと呼び、85歳〜スーパーと呼ぶのも良いことである。
団塊の世代が介護保険を使うようになる。
2025年に後期高齢者となるが、ゆとり教育を受けた、ゆとり世代とのギャップがある。
自分で自分を守るしかない。薬を増やさない。
差別は、人種差別、出身地差別、性差別、年齢差別、障害者差別などがあるが、年齢差別は本人が一番している。
年齢概念は暦年齢ではなく、見かけの年齢が若いか?肉体年齢?社会活動年齢?を常に自問する。
そこで、来るべき超高齢社会にロールモデルとして生きる日本人が増大することを祈念して、サムエル・ウルマンの青春という詩を、まり子超約で唱和して、締めくくりましょう。
声を出すことも若さの秘訣。
「青春とは、人生の一時期ではない。
年齢を重ねただけで、人は老いない。
理想を失ったとき、学ぶことを止めたとき、与えることを止めたとき、初めて老いる」
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