1月29日モーニングセミナーは(一社)倫理研究所 法人局 顧問・(株)東納本店 代表取締役 東納英一様を講師に迎えテーマ「心境向上」
倫理を活かすには、生活の中にいかに倫理を落とし込むかである。学ぶだけでなく実践する。
歳を重ねると自ら「物忘れする」とかは言わなくていい。物覚えは悪くなるのは、引き出しがいっぱいだからである。ですから捨てる事です。空っぽにすれば疲れない。過去の事をいっぱい背負っているから疲れる。
世の中は変化している。次々と新しい情報が入って来るから、捨てる事も同時に行うこと。身が楽になる。
心境向上運動が倫理運動である。
心境向上とは、その時の気持ち、心の状態、心持ちを向上させることであります。倫理運動の根底は、苦難観よりの脱却。皆が幸福になれる道筋である。その為には、日々心境が向上しなければなりません。
心境向上は、正しい朝起きから始まる。まさしく純粋倫理の実践である。
望みには、希望、失望、絶望しかない。希望に燃えて希望の朝を迎える事。朝は心の再建をすること。今日一日だけでいい。
今を生きているのは、大宇宙の大生命と往き来しているからである。今日一日のスタートをどうするか、喜んで起きる。喜んでする一日は喜んだ一日になる。
過去は宿命であり、顕界である。未来は運命であり、幽界です。過去を悔やんでも仕方ない、よかったことにする。そして、今日に向かう。
倫理の実践は、明朗・愛和・喜働の実践が純情(すなお)となり心境向上につながる。
どんな時でも、明るくなければならない。それが大前提である。明朗でなければ愛和(仲良くする)ではなり得ない。感謝を忘れる。当たり前と思うから感謝を忘れ、うまくいかなくなる。愛を注ぐには大したことをしなくていい。
喜働、率先して喜んでする。嫌々するからうまくいかない。喜んでする。そのまま受ける働きをする。すなおになること。
心境と実践力との関係
1、「決めごと」を守る。決断をして先約優先。締め切りまで出す。
2、「捨てる」生活。
3、「受ける」生活。
4、信念を培う。
5、誠の先手を打つ。
6、衣と食の心得。
7、心身と環境の浄化。
心境向上・鍛錬の一道新しい倫理は単なる理論ではない。触れれば血が出る「宇宙の法則」である。
あたかも電気のように、正しく用いる時には、すべての人が幸福を招き、それに、間違って触れれば、死を招く。
今日までの道徳のように甲論乙駁をして、徒に口頭の遊戯にふけることを許さぬ。
それだけに純に把握せねば、何らの力も発揮しない。
いくら聞いても、諸君の我流の判断を加え、既成の観念を雑ぜえるならば、それは「似て非なるもの」しか説けないであろう。
須らく、私の伝えるところをそのまま、純直一徹に受容して、正しさを伝えて欲しい。(丸山敏雄 覚書より(昭和25年))
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