12月10日のサンデーモーニングセミナーは名古屋銀行 取締役営業統括部長 小栗章雄様「金融に携わって30年」。
1974年に平針支店に入行して32年過ぎ、A3の年表に書き出してみると32行で書けてしまい時の過ぎるのは早いものです。
今年は三菱東京UFJの統合やホリエモン・村上ファンドの逮捕が金融界での大きなニュースでした。今後も企業倫理が問われる時代になっていくでしょう。毎年、自分のパソコンの中に、会社のこと、自分のこと、家族のこと、一般の主な出来事、金融のこと、新語流行語を入力してあります。
景気の波は、1954〜1957年の神武景気、1958〜1961年の岩戸景気、1965〜1970年のいざなぎ景気、1986〜1991年の平成景気、今年は、いざなぎ景気を超えたと言われていますが実際には今後もじっくり見ていかなければなりません。経済学の目的は、失業者をなくし雇用の安定と、インフレを抑制して物価の安定を図ることです。それには、物価→為替→景気→金融システムといった動向が監視されて来ています。2007年にはいよいよ日本郵政公社民営化されます。その動向にも注視している。今後は、内部統制・バーゼル2・統合リスク管理・個人情報保護法・金融商品取引法・会社法のコンプライアンスが厳しく問われてきます。その中で自社だけ暗黙のルールは今後許されなくなるのは当然です。注目される中国経済の動向も、過去の日本の動向がどうであったかを見てみればわかってくる。
このように過去を知らなければ現在がわかってこない。みなさんもお個人の年譜を作ってみてください。時代が読めるようになり未来が見えてきます。
と、述べられました。
セミナーが終わる頃には、清々しい青空に太陽が昇り、素晴らしい名古屋城が見られました。皆様もモーニングセミナーに、是非お出掛けください。