雨空にクチナシの花が甘い匂いを漂わせて名古屋城がたたずんでいました。
6月24日のサンデーモーニングセミナーはNPO法人「みらい創庫」代表リジ岡本湧水様をお迎えし、テーマ『あなたの居場所はありますか?』。
岡本様は3年前に不登校・引きこもりやニートの子どもたちに、演劇を教え、養護施設の子を集め、コンサート会を開いて観てもらったりした。そこで、養護施設の子ではなく、演じた生徒たちが一番感動していた。引きこもりの子たちが、自主的に自分たちで何かをする喜びを知るようになった。
TVでロシアのウラジオストックのストリートチルドレンの話しを知り、生徒自身が何とかしたいという熱い思いから、直接ロシア大使館に連絡を取り、紆余曲折はあったが、生徒たち自身の力でチャリティーをはじめることになった。子どもたちは純粋に素晴らしいものを持っているものです。
物が豊かになり、便利の世の中になったが、自分のレベル以上のことを思いそれに挫折した時、どうして良いか分からなくなる。それが、貧富の差は現実にはあるが、貧富の自我意識なくなって、分からないまま社会に出て来てしまった。物が豊かで便利な世の中で、自分の心と身の丈のの違いを受け入れられなくなってしまう。そうさせたのも大人の責任であり、全国民の責任であることに気がつかない、今のままの日本ではいけない。大人以上にストレスを抱えて込んでしまっている27人の子と生活をしています。
先生を尊べない親の子は先生を尊べないのは当たり前である。そんな世の中になってしまった。いろいろの宗教も勉強してみてわかったことは、時代の便利さは変わって来たも、本来の人間は変わっていないのです。便利になったからと言って、人間がしなければならない「行」の部分を略してしまってきた。本当に、このままの日本はいけない。
倫理法人会から頂く「職場の教養」はすばらしいので、生徒たちに読ませています。今の若者にもっとこういったものを広めて欲しい。私も協力しますから広めてください。
切々と語られる岡本様に人間的魅力感じざるを得ませんでした。