1月14日モーニングセミナーは、小牧市倫理法人会 会員・(株)舟橋植木・(有)ガイヤ造景研究所・(有)リンデンバーム 代表取締役 舟橋伸治様を迎え『風土美学』をテーマにお話しを伺いました。
現在、地球環境の現状と問題点は多くの方が認識していながら鈍感になっていることで、さらに深刻になって来ている。地球の温暖化・石油を使う事での海の汚染・添加物による食品汚染・生態系の変化・ゴミの増加・エンルギー消費量の拡大などご承知の通りです。今回の不況によって、人間社会の再構築として変わるチャンスとなるでしょう。今までの経済中心を、人間中心の変って行かなければなりません。経済優先が地球環境を悪化させ、それを黙認してきました。成長が必要であった仕組みから、持続可能な社会づくりの時代へ大転換期にして行かなければなりません。それには、第三次産業の農業や林業が救う事になる。3Kではない、もっと楽しいできる仕事になって行きます。
我々は薄い毒の中に生存していると言った人がいる。20世紀と21世紀の価値観の違いを見出して、我々がかかわってできた風土を、人間と自然が共存して持続可能な社会にして行く。自然とは、太陽の光と熱によって水ができ、風が吹く。それが山肌を濡らし川となり海へいく。その生態連鎖から、生物が生まれ育つ。食品汚染は穀物連鎖によって最終到達が我々人間なのです。
21世紀は、産業が自然に人力を加えて、その使用価値を創造する経済行為が必要とされる。それには倫理法人会活動が、グローバルに軸になると思います。産業構造を、人・物・金・情報の連鎖軸によってパートナーシップをとって行きます。例えば、農林水産業に文化芸術観光産業とパートナーを組み自立出来る機能を作って行く事などです。人と自然の新たな関係づくりを考えるとワクワクしてきます。